【番外編】魚神(香川県)
祖父の7回忌があるという事で実家に帰省したのだが、その際に行ったお店について書こうと思う。
さすがに7回忌ともなると親族の参加もほとんどなく、お坊さんからお経と有難い話を聞くだけでつつがなく終了した。
少しこの世の儚さに思いを馳せつつ、せっかくなのでとお昼ご飯を食べに行ったのが「魚神」というお店だ。
ザ・郊外とも言うべきど田舎一直線の場所になさあるのだが、車社会の香川県では距離はそう大した問題ではないのだ。
さてお店の方はというと、いかにも法事後の会食で使えるお店といった趣だ。個室で卓を囲んで思い出話に花を咲かせる。
目玉メニューとして扱われていた魚神定食を選ぶ。写真を見ただけでも美味しそうだが、実物はこれいかに。
近況報告やら、同級生の誰それ君が今度結婚するだの、田舎感全開のトークをしていると運ばれてきた。
圧倒的、という言葉に尽きる。マグロ丼だけでも十分なのにお刺身天ぷら茶碗蒸しと全力フルバーストを叩き込んで来ているではないか。
まずはお刺身から。
美味しい!鯛とハマチのお刺身が鮮度を保つように氷で冷やされており、身が引き締まっている。鯛はコリっとした食感が感じられる程の鮮度だ。
お次はマグロ丼へと手を伸ばす。
ネギトロが真ん中に載せられつつも大きな切り身が存在感を示す。こちらも美味い!
ご飯は白米か酢飯か選択でき、酢飯にしたのだが酢による爽やかさでグイグイ食べ進んでいける。
自然と会話も弾み、美味しい料理は次々とお腹に収まっていく。肩肘張らずに過ごせるという点でおばあちゃんの家に行ったような大らかさのお店であった。
また機会があればぜひ来たいと思わせる味と雰囲気だった。久しぶりの贅沢は良いものだ…!
ご馳走様でした!