十方山登山レポ その2(~下山後グルメまで)
さて、無事山頂まで辿りつくことが出来たのだが、
山頂大好き人間としてひたすらダラダラしてしまうのだ。
ちなみに十方山という名前の由来は山頂から四方八方の十二方のうち、十方が眺められることに由来するのだとか。
確かに、北側や北東側を除き、とにかく全方位良く見えるのだから名前に偽りなしである。
持参していたおむすびをもぐもぐと食べながら、大自然と一体となる心地よさに浸りまくる。
気持ちの良い風が吹き抜けていく・・・ああ・・・山は良い・・・。
この日はトンビ?だろうか、割と頭上を飛んでいたので激写。
小一時間ほど山頂を満喫し、そろそろ下山するかと、準備に取り掛かる。
とはいえ大したものも持ってきていないのでささっと撤収し、いざ下山の道へ。
名残惜しいものの、元来た道を引き返していくことにする。
日差しが高く昇り、照りつけてくるものの木陰はまだまだ涼しい。
足取りも軽く下っていく。・・・のだが、この後強気なばかりになかなか強烈な道に入ってしまった。(詳しくはのちほど)
きのこ。山を登っているとごくまれに粘菌なども見れるが、実は胞子や粘菌が大好きなので見つけると素直に喜ぶ。
さて、下山途中瀬戸の滝への近道ルートなる道を発見し、足腰もまだまだ元気ということで行きの道からそちらに変更したのだが、この道がなかなか曲者であった。
上の写真などはまだ道が分かるが、途中かなり道の判別が難しい箇所があり、何度か全然関係ない方向に進みそうになり、慌てて戻るということを繰り返してしまった。
基本的なルートは優しい先人がピンク色の吹き流しやテープを要所要所に設置してくれているため、それを探しながら進んでいく。
ありがとう優しい先達がた。
また、人の往来が少ないためか落ち葉の量が多く、クモの巣などにもかかりまくる。嫌がおうにもテンションは下がっていく。
それでも標高を下げていくと・・・?
滝だーーーーーーっ!!!!
思っていたよりも数倍滝っぽさがある滝で自然、テンションが上がっていく。
しかも選んだルートは滝ツボまで直滑降が如く下るルートでツボへと向かう。
全身に水しぶきを吹きかけられながら、涼しさMAXでしばし滝を満喫した。
轟く轟音、溢れるマイナスイオン・・・ここでもまったりと滝の音に聞きいってしまった。
帰りは割と整備された道を進んでいく。いかにも渓谷という景色を眺めながら、水にトマトでも冷やしておいたら美味しく頂けるんだろうなーと考える。次があれば持ってこよう。
そんなこんなで十方山を楽しみ、帰路の途中で道の駅に寄ったのだが、ここがとにかく素晴らしかった。「道の駅 スパ羅漢」という所だが、まず立ち寄り温泉が最高だった。露天風呂でのんびり山の景色を眺めていると、道の駅も渓谷沿いだからか、すぐそばで川の流れる涼しげな音が聞こえてくるのだ。
サウナやジャグジーもあり、登山の疲れと汚れを文字通り洗い流して脱力の極みへと至った。
そしてお風呂上がりに食事処が併設されていたのだが、ここも良かった。
炙り親子丼なるご飯を頼んだのだが、これを外で食べることが出来たのだ。
渓谷沿い、涼しい風が抜けるなか、水のせせらぎを聞きながら出来たての親子丼を頂く。・・・最高だ。
炙り親子丼そのものは鳥を軽く炙り焼きにしたものを親子丼よろしく卵でとじたものだが、シチュエーションも相まってめちゃくちゃ美味しい。
刻みのりの磯の風味が心地よい。疲れた身体に我慢なぞ出来ぬと一息に食べきってしまった。
非常に充実した一日となったものだ。やはり登山は良い・・・。
またちょくちょく山に行こう。疲れと満足感、そして美味しいグルメを味わうために。