伝説のスタ丼屋
都会には当たり前にあるものでも地方都市では珍しい事がままある。
今回はその一つ、伝説のすた丼屋に行ったものだ。
広島県内では廿日市のゆめタウンにしか存在せず、広島市内住みにはやや遠くにあり、これまで伺えていなかったがちょうど良いタイミングがあり、突撃した次第である。
フードコートの中ではお隣に丸亀製麺、更に隣にいきなりステーキとの並びにガッツリ魂が刺激される。
お店の前から既に漂う強烈なニンニク臭に、しかし怯まず突っ込んでいった。
肉増しの並丼を注文し、しばし席に着いて待つ。フードコート内では子供達がはしゃいで走り回っている。
いつもサラリーマンのひしめく戦場のようなお昼を味わっているだけに場違い感が半端ではない。
しばし居心地の悪さを感じていると完成の呼び出しベルが鳴った。お店に駆けつけお目当のブツを受け取る。
噂に違わぬ風貌。ガッツリのオーラが溢れ出しておるわい。
まずはお肉を一口。
塩辛い!とにかくもしょっぱいのだ。これは毎日食べれば寿命を削るレベルだろう。だがそれが美味いのだ。
卵を投入して本格的に食べ進めていこう。
投入された卵のおかげでマイルドさは増したものの、強烈なニンニク&ネギの風味が白米と強烈なタッグで攻め込んでくる。
焼き肉とはまた違った白米とのコンボに手が止まらない。しかしまあ、食べてもなかなか減らないのだ。
味はパンチ力があるうえに、持久力も兼ね備えた恐ろしい食事だぜ、と慄く。
これが職場の近くにあったら危険すぎるという感想が浮かんできた。
しかしお腹が空いていた事もあり、しっかりと完食して大満足であった。
しばらくは食べたいと思えそうにないが、この手の食事は間が空くと猛烈に身体が欲するのでその時には再訪するだろう。
ご馳走様でした!